初参加バーニングマン2017はバーニングではありませんでした。
バーニングマンレース。
それは日本で一番暑いと名高き、埼玉は熊谷で夏真っ盛りの7月末に行われる変態レース。
しかし今日は終始曇り空で風も強く、午後は雨がぱらついたりでぜんぜんバーニングしなかった。
そんなバーニングマンだが、本当はソロで出ようと思ったけれど、普段一緒に走る機会を中々持てないビアンキ仲間からの誘いを受けたので、5時間(3+2時間)チームエンデューロの部に三人で参加。
メンバーである小久保さんは前回イヤーエンドエンデューロで力を出し切れずふがいない結果に終わらせてしまったという引け目があった。
同メンバーの川崎さんは普段ブルべがメインでレースで表彰台や入賞の経験がないとのこと。
俄然燃えてきた。
たとえ燃え尽きてでも、お二人を最低でも入賞まで導くという使命を持つには十分すぎる材料がそろった。
別にそこまで脚に自信があるわけでもないけれど、そうして適度なプレッシャーと使命感を持たなければきっとお遊びになってしまう。
それは嫌だし、なにより失礼。
作戦は、集団を削ったりするためのインターバルがお二人にはキツそうということで、午前の3時間は僕が1走を担い、食らいつきつつ集団を削るという作戦。
招集のタイミングをミスったぼくは前方3分の1くらいでスタート。
ローリングの間に前に上がりたかったけど、フラフラしてる人多すぎ。
ストレスを抱えつつ、スタート時よりは前に移動してリアルスタート。
直後に両サイドでがっしゃーん。
落車である。
上がっといてよかった…
そしてそこからどんどんペースは上がる。
なるべく早い段階で集団を削りたかったので、元気があるうちにコーナー後のインターバル等を全力でかけていく。
それを横目にアタックマン吉田パパがばんばん打ってくる。
ほんと元気すぎて目ん玉飛び出る。
飛び出ないけど。
そんなこんなで僕は打ち止めになり後方に下がることに。
しばらく休んでると集団が減ってることに気付く。
あれ…
吉田パパがいない!!!!
序盤一緒に前方でローテしていた長久寺の井桁さん(ピット後挨拶を交わして知り合った)に聞いたらどうやら中切れしたようだとのこと。
半周ほど休んだところで井桁さん飛び出す!!
すかさず追いかけるけど、ペースおかしくない?
あっという間に吉田パパ率いる先頭集団に追いついたけれど、その間1分ほど50オーバーの鬼引き。
ものすごーく申し訳なかったけれど、ついていくので精一杯でした…
そうして合計6名ほどとなって回していく。
その時点で1時間ほど経過していて、もう1周したら交代かな~と考えていたらいつの間にか後ろがいなくなっていた。
本当に申し訳なかったけれど、チャンスと開き直りTT突入。
そこから1周余計に走って1時間10分ほどで交代。
ギャップを生むことに成功していたので、スムーズに2位集団に入ってもらうことができ、いい感じのペースでお二人が奮闘してくださった。
いろいろなトラブルで3走が少し長くなってしまい、ラストのペースアップにやられ、2位に35秒差をつけられての3位で午前の3時間終了。
お二人と話していると、まさか3位なんて…このままいったら…と興奮している様子。
任せてください。2位まであげますよ。
午後は2時間ソロに黒澤さんが出走するとのことだったので、序盤で集団減るなと予想し、先頭で回して黒澤さんか吉田パパがするであろうアタックについていって少数で回して2位を食らうという作戦。
ここで2位が残らないと決めつけるのはよくないけれど、のこったとしても見逃していい理由にもならないので、そういう建前で臨む。
ここにきて緊張してきた先頭に並ぶ僕。
案の定描いた通りのシナリオになり、黒澤さんと二人で回していると後ろから吉田パパ含めた3人程が追いつく。
なかなかメイン集団とのギャップが縮まらなかったけれど、黒澤さんの強い引きで淡々と40~45km/hくらいで進む。
この逃げには作戦通り5時間チームは僕のみだったので、本当につらかったけれどくらいついて食らいつきまくった。
お邪魔させてもらってるのに中切れとかありえないし、何よりチームメンバーに申し訳ない。
そうこうしているうちに1時間が経過したので、ありがとうございました!と一礼をしてピットイン。
ぼくの泥沼のような根性走りは…
前半2位だったチームに1LAPを付けることに成功!!!
お二人がそのギャップを根性で守り切り逆転2位!!!!!
これほど嬉しいことはない。
最高の走りを提供できたと思う。
途中危なかったけれど、踏ん張って本当に良かった。
本日レースでご一緒させていただいた皆さん本当にありがとうございました。
とてもいいレースでした。
副賞で地ビールゲット。
ちなみにこの副賞の存在を知ったのは昼休み。
え?
午後頑張ったのビールのためなんかじゃないからね?
…すみません。
お酒の威力は絶大でした。
正直に話したので許してください。
帰りは帰路が同じ方向のメンバーでステーキガスト。
タンパク質大事。
食後は無事に助手席にのせていた美しい妖精を家まで送り届けた後、のんびり帰宅。
いい一日だった。
一応は明日のフリーダム練に参加するつもりだけれど、厳しそう。(笑)
どうなるかな。
ではでは!